【ハウレット農園について】

1990年創業、北海道北斗市に位置する「ハウレット農園」では、現在も変わらず農薬・除草剤・肥料不使用でブルーベリーやカシスをはじめとするベリー類や生鮮野菜を栽培しています。

【手作業に対するこだわり】

当園では、トラクターやハーベスター等の大型機械に頼ることなく、手作業で工程全体を管理し、果実や野菜が最良の状態で収穫されるように心がけています。

【農園のストーリー】

1990年、両親がカナダから本場のハイブッシュブルーベリー苗数品種を輸入し、ハウレット農園を開園しました。

それから20年以上経った2012年、私(現園主)が耕作放棄地と化していた園内を三年ほどかけて立て直し就農。

見聞を広めるために北海道各地の農園を訪れるなかで、両親が祖国から輸入した昔ながらのブルーベリーの品質の高さに改めて気付き、ジャムの商品化にも着手しました。

また、日本におけるカシス・ハスカップ栽培の先駆者として知られる十勝管内の農園で食べたジャムに感銘を受けたことから、園主の方にハスカップの苗木を分けてもらって圃場に定植。カシスは祖父の代から受け継いできた「ボールドウィン」という希少な古代種を挿し木で増やし、これらもジャムとして新たに商品化しました。

2018年には現在のパートナー(エシカルブランド「RomioRi」運営)が農園の運営に加わり、それまでのラインナップ(生果実・冷凍ベリー・ジャム)に加えて、ブルーベリーの葉を使ったハーブティーやハーブソルト、他農園とのコラボジャム、農園の素材を使用した生活雑貨なども開発。ケール、ベビーリーフ、人参、ズッキーニなどの生鮮野菜の栽培も行うようになりました。

また、主に札幌市や東京都で、RomioRiが企画するポップアップショップ「衣と農と暮らしのこと」(衣食住にまつわるこだわりのブランドを集めて提案)も定期的に開催しています。

農園ホームページ:https://www.howlettfarm.net/

野生に近い昔ながらの希少な品種を栽培しています

野生に近い昔ながらの品種は、皮が薄いので貯蔵性が低く生での出荷(特に遠方)にはあまり向きませんが、その分味がギュッと濃くて、香りがとても強いのが特徴。

デリケートに扱わなければならないため、一般的な品種よりも栽培が困難で特別な技術が必要ですが、失われつつある昔ながらの味わいを守り、消費者の皆様に伝えていくのが私たちの何よりも大切にしていることです。

モットーは「small and sustainable」

高い品質を保つため、圃場の面積を1ヘクタールにあえて留め、1本1本の木の様子を園主自ら丁寧に観察しながら栽培しています。

木も人間と同じく、それぞれに個性があり、成長のスピードも違えば、姿形もひとつとして同じものはありません。

自分の子供に接するように大切に育てています。愛情がたくさんこもった自慢のベリーをどうぞお楽しみください。