2022/01/05 21:14

新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。


畑仕事に集中していると、印象的なシーンで写真を撮り忘れることが多いので、去年は常にスマホを常に持つようにしてたくさん写真を撮るように心がけていました。


春夏秋冬とそれぞれの季節で面白いことや珍しいシーンにたくさん遭遇しましたので、こちらの記事では、特に気に入っているやつを季節順に並べて振り返ってみたいと思います。


春の畑


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春のブルーベリーの木の開花期は、秋の紅葉期に次いで一番好きな時期です。この季節の畑は春のポカポカとした日差しが気持ち良く、スズメバチや毛虫など危険な虫もいないので、一番平和で心穏やかに過ごせる時期でもありますw


ブルーベリーの花が開花した後に畑に様子を見に来たパートナーの姿を何気なくカメラに収めたら、とても良い写真が撮れました。


今年始めたこと


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2021年は、試験的に販売していたブルーベリーの葉のお茶とハーブソルトを本格的に製造し始めた年でもありました。↑の写真は、葉の乾燥ドームを作り終えた際に記念として撮ったもの。


パートナーとふたりでホームセンターに行って必要資材を買い揃え、トラックで畑に運び入れるところからスタート。後日、友達の大工さんに畑に来てもらって色々と教えてもらいながら、みんなで手作りの基礎を完成させました。


ドームの骨組みは地元でドームテントを作っている友人に作ってもらい、カバーはパートナー(函館市内でRomioRiというエシカルブランドをやっています)に作ってもらいました。



↑こちらは基礎を建てた時の動画。



↑こちらはカバーを作った時の動画です。


畑で出会った生き物たち


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ウチの農園にあるブルーベリーの木には毎年カッコウが巣を作るのですが、去年も見つけることができました。


残念ながら雛は飛び立った後でしたが、毎年この時期になると、自然や動物が作り出す造形美に見とれることがよくあります。


ちなみに僕は農園を始めてから初めて知ったのですが、カッコウは托卵と言って、親鳥が別の種類の鳥の巣に自分の卵を産んで、その別の種類の鳥が孵ったカッコウの雛を自分の子供と勘違いして育てるらしいです。


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こちらは一昨年撮影に成功した雛の姿。卵から孵るところから巣立つところまで、成長の過程を観察することができました。非常に貴重な体験を得ることができました。



オスのキジを間近で見る機会にも恵まれました。とても警戒心が強いため近くで見れることは滅多になく、とても感動的な瞬間でした。


夏のブルーベリーの収穫期


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去年は、4前に畑に定植した北部ハイブッシュブルーベリーの大粒品種「スパルタン」と「ノーザンダロウ」が初めてたくさんの実をつけた記念すべき年でもありました。


ブルーベリー栽培のイロハを教わった北海道仁木町の先輩農家さんからオススメされたこちらの2種を本州の苗木やさんから買い、畑の隅に苗床を作って仮植えし、夏場の暑い日は毎日水やりして天塩にかけて育ててきた思い入れの深い品種です。


定植してからわずか3年目で、葡萄のような房なりで実がついたのはとても嬉しかったです。最初の土作りにたくさんの労力をかけた甲斐がありました。


このジューシーでギュッと引き締まった濃い味わい、本州のお客様にも是非味わってもらいたいです。これから年々収量が増えてくると思うので、生の発送用やジャムの原料として使っていきたいと思っています。


音楽(趣味)のこと


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僕は大が付くほどの音楽オタク(自負)でして、作業中はもっぱら音楽を聴いているし、楽器を演奏するのも大好きです。

去年の秋、収穫作業が終わってひと息ついていた頃、ふと思いついて実家の奥に眠っていたウッドベースを引っ張り出してきてメンテナンスし、畑に持ってきて写真を撮ってみました。思いのほか良い写真が撮れたので携帯の待ち受けにしてますw 


エレキベースとギターは高校生の頃からやっていたのですが、パートナーの影響を受けてウクレレを購入。最初はベースと勝手がかなり違うこともあって結構苦戦しましたが、ちょっとずつ弾けるようになるにつれてその面白さと奥深さに目覚め、今はウクレレでメロディ、ギターでコード、ベースでバックといった感じで畑での多重録音を楽しんでいます。



↑こんな感じで畑に楽器を持ってきて演奏しています。


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↑パートナーの息子が通っているインターナショナルスクールの同級生と、普段親しくさせていただいている親御さん(農家さん)とみんなでバンドを結成し、クリスマス会でカバー曲を披露したりもしました。練習も本番も、みんなでワイワイできて最高に楽しかったです。


秋のブルーベリーの紅葉期


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こちらはブルーベリーの紅葉が始まった秋口に撮りました。夕方の西日と葉の赤みがマッチしてとても綺麗でした。


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ブルーベリーの紅葉はピークが10日から2周間程度と短いですが、葉の美しい色合いを楽しめます。真上から撮影してみたら、水彩画のような雰囲気の写真になりました。


ワークショップと小学校での授業


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コロナ渦の影響から、パートナーと一緒に始めた蜜蝋フードラップづくりのワークショップがしばらくできていませんでしたが、去年の秋からようやく再開することができました。


この日は、パートナーの息子が通うインターナショナルスクールで、ミツバチたちにとって住みやすい環境づくりの大切さをプレゼンし、海のプラスチックごみに関する絵本を読んだ後、みんなでフードラップづくりを行いました。


少人数の学校なので生徒間の繋がりが濃く、先生たちも暖かく子どもたちに接していて本当に良い学校。夏のベリー収穫体験授業のときは皆さんに収穫をお手伝いいただりして普段からお世話になっているので、日頃の感謝の気持ちを込めてこのような形で授業させていただきました。


これからも、継続的に子供向けのワークショップを開催していけたらいいなと思っています。



↑こちらは、商品をお取り扱いいただいている函館空港で開催したワークショップの様子の動画です。


私生活で印象的だったこと


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去年はパートナーの息子がスケボーを始めた年でもありました。6月に始めたのでまだスケボー歴はまだ半年程度ですが、日に日に新しい技を覚えてグングン成長していく様は身近で見ていてとても刺激になりました。


この日はいつも通っている地元のスケートパークで大会が開催され、見事ランプ・ストリートの両部門(初心者の部)でダブル優勝を果たしました。


この写真は僕が撮ったものではなく当日会場に来ていたカメラマンの方が撮影したもの。ところどころでポーズを決めたりして、楽しそうに滑っていた姿が印象的でした。


同じく去年スケボーを始めた他の子たちも、始めた頃と今とでは顔つきが全然違っていて、成長の速さに驚かされっぱなしでした。何かに夢中になるのって素晴らしいですよね。忘れかけていた大切な気持ちを思い出させてもらったように感じます。


今こうして振り返ってみると、それなりに大変なことは色々あったものの、良い一年だったように思います。


いつも支えてくれるパートナーと彼女の息子、それに家族、身近な人たち、お客様に感謝しつつ、来年も自然の素晴らしさ・尊さを伝えられるよう木々の栽培と商品づくりを頑張っていこうと思っていますので、これからもよろしくお願いいたしますm(_ _)m


最後まで読んでいただきありがとうございました!