2021/09/11 12:33


こんにちは。北海道北斗市のベリー栽培専門農家ハウレット農園です。 まだまだ残暑の厳しいこの時期、皆様いかがお過ごしでしょうか?

ウチの農園では、ブルーベリーの実とカシスの実の収穫が終わり、ブルーベリーの葉の収穫をしています。

「なぜ葉を?」とよく聞かれますし、そう思われた方がほとんどなんじゃないかなと思いますが、もちろん、商品として販売するためです。そう、何を隠そう、ブルーベリーの葉はお茶にできるだけでなく、ハーブ界でも群を抜くほどの栄養素を含んだスーパー食材なんです。(僕も去年までは全然知りませんでした)

きっかけは、農園を一緒にやっているパートナーがカシスの葉でお茶を作り始めたこと。意外においしく、ネットで調べてみると栄養素も非常に高かったので、毎日のようにみんなで飲むようになりました。

そこから、「カシスの葉がイケるならブルーベリーの葉もイケるんじゃない?」という話になり、海外のサイトを調べてみると、古くはネイティブ・アメリカンが健康を保つために愛飲していた書いてあるサイトを発見。アメリカ国内の様々な大学では盛んに研究も行われ、主に血圧の上昇抑制・アレルギー症状の緩和・生理痛の緩和や、糖尿病をはじめとする生活習慣病の予防に効果を発揮するという結果も出ているようでした。

ブルーベリーの実は、今や日本でも誰もが知るメジャーな果物として認知されるようになりましたが(僕の父が農園を始めた1990年当時はほとんど誰も知らず見向きもしなかったそうですが)、葉のお茶は日本ではまだまだ知られていない使われ方のため、「いっちょやってみるか!」ということになり、乾燥ドームを建てることに。

ドームの基礎は、地元の友達の大工さん(ドレッドヘアーが素敵なナイスガイ)にお願いして、みんなで着工。ホームセンターでコンクリートの基礎や木材を買ってトラックで畑に運び込み、一から全て自分たちで作りました。


余談ですが、昼に行った近くのラーメン屋がめちゃ美味しくて感動でした。依頼、重労働をした日や、頑張った日は自分たちへのご褒美として時々食べに行ってます。モチベーションを保つのって凄い大事。特に一日の仕事の終わり間際、あと1時間頑張ったらラーメンが食える!と思えば、踏ん張りが効くんですよね。

ドームのカバーテントは、エシカルブランドを営んでいるパートナーにお願いしました。友達からいらないテント生地をもらって、畑でミシンを動かしながら継ぎ接ぎで制作。入り口にかわいい雫のワッペンもつけて、世界にひとつだけのとっておきなカバーが完成しました。



中にはコンクリートブロック・木材・ザルで組み合わせた棚を用意して、収穫した葉をこんな感じで乾燥させています。

葉の詳しい効果や商品についてはまた別の記事でご紹介できればと思います。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。